Debian/Ubuntu Advent Calendar の紹介

これは、ディストリビューション/パッケージマネージャー Advent Calendarの 23 日目の記事です。


実は Debian/Ubuntu 界隈では、2011 年から単独で Advent Calendar が走っていたりします。
Advent Calendar は毎日楽しみにめくっていくにはいいのですが、後で見返すのはなにげに面倒だったりしますので、紹介も兼ねてこれまでの Advent Calendar エントリを整理してみました。

最初は可能な限り拾おうと思っていたのですが、ちょっと収拾がつかないので、Debian 固有かつ時事ネタでないものに絞りました。

インストールとブート

Live イメージ作成ツールの紹介から、ブートローダ設定、加えて自動インストールでは欠かせない preseed の Tips などです。

各種アーキテクチャとクロス環境

Debian は主流でないアーキテクチャへの移植版も、作業する人がいる限りは公式に含められる可能性があります。そういったアーキテクチャやクロスビルドについての記事あれこれです。

派生ディストリビューション関連

Debian には 派生版がたくさん存在しています。Ubuntu が筆頭ですが、他にもこんなのがあるよ、という紹介です。

パッケージ開発

意外なことに、パッケージングそのものについての記事はあまり数がありませんでした。

BTS あれこれ

何かやってみたいけど、とっかかりがないなー、という方はまずこのあたりからどうぞ。

ビルド環境など

ビルドのために入れた依存パッケージをそのままにして環境が汚れるのは避けたいものです。隔離したり記録をとったり、いくつかやり方がありますので、好みの方法を参考にしてみてください。

パッケージの情報収集

開発時に必要なパッケージ情報をあれこれ知りたい場合は、これらの手段を使うことができます。

Debian Maintainer 向け

Debian Developer になるのはとても大変ですが、そうでなくても Debian Maintainer としてパッケージをメンテナンスすることはできます。そんな見習い開発者向けにはこういった記事があります。

複数リリースを渡り歩く

Debian は昨今の状況においては、リリースのペースが比較的ゆっくりです。以前のリリースや、開発版と安定版が併走する期間も長いので、その間の差分が気になることもあると思います。そういう場合はこれらの記事を参考にしてみましょう。

各種資料や情報源など

まずは、この記事のもととなった、これまでの Advent Calendar の一覧です。ここでは紹介していませんが、各種アプリ紹介や利用上の Tips、いろんなハードに入れてみた、などの記事もありますので、眺めてみると面白いのではないかと思います。

インストールしたパッケージについて、可能な限りそのシステム上でドキュメントを参照できるようにする、というのが Debian のポリシーなのですが、Debian 自体の操作についてもちゃんと用意されています。


なお、関東と関西でほぼ毎月行われている Debian 勉強会では、TeX で作成している配布資料をリポジトリが公開しており、誰でもビルドできるようになっています。ビルド方法は、次の記事が参考になるでしょう。


というわけで、これまでに書かれている Advent Calendar 記事を振り返ってみました。ぜひ活用してみてください。